カテゴリー: 論文紹介

  • 論文紹介2009/06/21

    論文紹介論文紹介

    皆様

    流体研M2の加藤峻輔です.
    論文紹介を以下のように行います.

    日時:6月29日(火)
    時刻:15時過ぎ(前のセミナーが終わり次第)
    場所:理学部5号館413号室
    発表者:加藤峻輔
    論文:High density gas state at water/graphite interface studied by
    molecular dynamics simulation
    Wang Chun-Lei, Li Zhao-Xia, Li Jing-Yuan, Xiu Peng, Hu Jun, and
    Fang Hai-Ping
    Chinese Physics B 17, 7 (2008)

    水に浸した疎水性の板にはナノスケールの薄いガス膜や、ナノバブルが生成されることが実験から知られています。
    しかし、その生成メカニズムや存在の安定性はまだはっきりしていません。
    この論文ではMD(Molecular Dynamics)シミュレーションの手法で、
    ガス(N_2やH_2)を含んだ水の中で黒鉛の板にガスが付着する様子を調べるとともに、
    ガスの濃度の違いによりガス膜ができる場合とナノバブルができる場合があることを示しています。

    よろしくお願い致します。

  • 論文紹介2009/05/26

    論文紹介論文紹介

    皆様

    流体研M2の加藤峻輔です.
    論文紹介を以下のように行います.

    日時:5月26日(火)
    時刻:15時過ぎ(前のセミナーが終わり次第)
    場所:理学部5号館413号室
    発表者:加藤峻輔
    論文:Effects of surface roughness and interface wettability on nanoscale
    flow in a nanochannel
    S. C. Yang
    Microfluid. Nanofluid. 2, 501 (2006)

    channel flow を考える際、マクロなスケールでは channel の壁での流速をゼロと近似する(no-slip 境界条件).
    しかし、ミクロなスケールでは channel の壁での流速が有限であること(slip)が重要となってくる.
    この論文では MD シミュレーションを用いて、channel の壁の荒さや濡れ性と slip の大きさの関係について調べています.

    よろしくお願い致します。


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    加藤 峻輔 KATO Shunsuke

    京都大学大学院理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻
    物理学第一分野 流体物理学研究室 修士課程2年
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  • 論文紹介2009/05/19

    論文紹介論文紹介

    皆様

    数理研M2の木村恵二です.
    論文紹介を以下のように行います.

    日時 :5月19日(火)
    時刻 :15時過ぎ(前のセミナーが終わり次第)
    場所 :理学部5号館413号室
    発表者:木村恵二
    論文 :Generation mechanism of a dipole field
    by a magnetohydrodynamic dynamo
    Akira Kageyama and Tetsuya Sato
    (Physical Review E Volume 55, Number 4, 1997)

    マシンパワーの向上で,full MHD方程式を回転球殻中で
    直接数値解析できるようになった頃の論文です.
    磁場がdipoleになるような数値計算ができ,
    どのような機構でdipoleができるようになったのかを,
    説明しています.
    この論文で行ったモデルにおけるdipole磁場は,
    α-ω dynamo が説明として有効であるようです.

    よろしくお願いいたします.

    —————————————————
    木村 恵二 Kimura Keiji
    数理解析研究所 修士2回生
    (京都大学 理学研究科 数学・数理解析専攻 数理解析系)
    Mail Address : kimura@kurims.kyoto-u.ac.jp
    —————————————————

  • 論文紹介2009/04/28

    論文紹介論文紹介

    皆様

    数理研M2の犬伏正信です.
    論文紹介を以下のように行います.

    日時:4月28日(火)
    時刻:15時過ぎ(前のセミナーが終わり次第)
    場所:理学部5号館413号室
    発表者:犬伏正信
    論文:Characterizing the edge of chaos for a shear flow model
    Lina Kim and Jeff Moehils
    PHYSICAL REVIEW E 78, 036315 (2008)

    この論文で扱うshear flowのモデル方程式系の解は,
    ある初期条件では層流に減衰し,
    またある初期条件ではカオス的な振る舞いをして層流化し,
    さらにある初期条件ではカオス的な振る舞いの後に層流ではないnontrivialなattrac
    torへ向かうものが存在する.
    この論文では,これらの初期条件を分つ相空間の境界をedge of chaosと呼び,
    その特徴付けを行っている.

    至らない点が多々あるとは思いますが,
    宜しくお願い致します.

    ————————————————-
    犬伏正信 INUBUSHI MASANOBU

    京都大学大学院理学研究科
    数学・数理解析専攻 数理解析系 修士2年
    ————————————————-

  • 論文紹介2009/04/21

    論文紹介論文紹介

    皆様へ

    こんばんは.
    数理研M2の佐々木です.
    論文紹介を以下のように行います.

    日時:4月21日(火)
    時刻:15時すぎより(前のセミナーの後)
    場所:理学部5号館413号室
    発表者:佐々木 英一
    論文:Computing large-amplitude progressive Rossby waves on a sphere
    Journal of Computational Physics 217 (2006) 845-865

    回転球面上の浅水方程式における定常に伝播する非線形Rossby波解
    を数値的に求め,伝播速度と振幅の関係性等を示します.

    どうぞよろしくお願いいたします.

  • 論文紹介2009/04/14

    論文紹介論文紹介

    みなさま、

    数理研D1の小布施です。
    論文紹介を以下のように行います。

    日時:4月14日(火)
    時刻:15時すぎより(前のセミナーの後)
    場所:理学部5号館413号室
    発表者:小布施祈織
    論文:Jovian atmospheric dynamics: an update after Galileo and Cassini
    Ashwin R Vasavada and Adam P Showman
    Peports on Progress in Physics 68 (2005)

    木星大気のダイナミクス全体についての review paper ですので
    zonal jets の生成メカニズムの部分を取り出して発表します。

    zonal jets の生成メカニズムの章では
    non-divergentな2次元モデル、浅水モデル、
    多重レイヤーモデル、及び深いところでの強制力を与えるモデル
    について、それぞれの現状が書かれていますが
    時間の関係上、浅水モデルと多重レイヤーモデルの部分のみ
    を取り上げる予定にしています。

    どうぞよろしくお願いいたします。

    *************************************************************
    小布施 祈織 OBUSE, Kiori
    京都大学 理学研究科 数学・数理解析専攻(数理解析研究所)
    博士課程 1 年
    obuse@kurims.kyoto-u.ac.jp
    *************************************************************

  • 論文紹介2008/11/11

    論文紹介論文紹介

    みなさま

    金谷@京大流体D3です。

    来週の論文紹介のお知らせをいたします。

    日時: 11月11日(火) 15:00〜16:30
    場所: 理学研究科 6号館 413号室
    発表者: 金谷 健太郎
    論文: “Capillary rise of a meniscus with phase change,”
    Guy Ramon, Alexander Oron,
    J. Colloid Interface Sci. 327 (2008) 145-151.

    毛管上昇を記述するルーカス-ウォッシュバーンの式を
    相変化の効果を採り入れるように拡張したという論文です。

    よろしくお願いいたします。

    金谷健太郎

  • 論文紹介2008/10/28

    論文紹介論文紹介

    松本剛@物理です。

    金谷君からの依頼により、10/28(火)の論文紹介は松本が
    担当します。

    日時 :10/28(火) 15:00–
    場所 :京大理学研究科 6号館 413号室
    発表者 :松本剛

    論文 :

    “Velocity Statistics Distinguish Quantum Turbulence
    from Classical Turbulence”
    M.S.Paoletti, M.Fisher, K.R.Sreenivasan, and D.P.Lathrop,
    PRL 101, 154501 (10 Oct., 2008)

    量子乱流実験(thermal counter flow)の PIV 測定から、
    量子乱流速度の1点分布関数をもとめ、そのテイルが羃則
    $P(|v|) ¥sim |v|^{-3}$になっていることを報告しています。

    この$|v|^{-3}$テイルについて、量子渦の継ぎ換え(reconnection)
    を用いて consistency argument を行っている論文です。


    松本 剛
    京大院 理学研究科 物理学第一教室 流体物理学研究室
    606-8502 京都市左京区北白川追分町
    email: takeshi@kyoryu.scphys.kyoto-u.ac.jp
    phone/fax: 075-753-3805

  • 論文紹介2008/10/21

    論文紹介論文紹介

    皆様、

    流体研D2の八登です。
    明日の論文紹介のお知らせをいたします。
    前回の続きです。
    よろしくお願いいたします。

    日時 : 10月21日(火)15:00 〜
    場所 : 理学部5号館413号室
    発表者:八登浩紀
    論文 : “Continuum theory of memory effect in crack patterns
    of drying pastes”, Ooshida Takeshi, Phys. Rev. E (2008) 77, 061501


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    八登 浩紀 Yatou Hiroki
    sanmaya@kyoryu.scphys.kyoto-u.ac.jp
    京都大学大学院理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻
    物理学第一分野 流体物理学研究室 博士課程2年
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  • 論文紹介2008/10/14

    論文紹介論文紹介

    皆様、

    流体研D2の八登です。
    明日の論文紹介のお知らせをいたします。
    よろしくお願いいたします。

    日時 : 10月14日(火)15:00 〜
    場所 : 理学部5号館413号室
    発表者:八登浩紀
    論文 : “Continuum theory of memory effect in crack patterns of drying pastes”,
    Ooshida Takeshi,
    Phys. Rev. E (2008) 77, 061501


    ====================================================
    八登 浩紀 Yatou Hiroki

    京都大学大学院理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻
    物理学第一分野 流体物理学研究室 博士課程2年
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