カテゴリー: 論文紹介2021

  • 論文紹介2021/11/30

    皆様

    流体研M2の奥山です。

    明日(11/30)の論文紹介のお知らせです。


    日時:11/30 15:00~ ?
    場所:zoom
    論文:Henricus H. Wensink, Jörn Dunkel, Sebastian Heidenreich, Knut Drescher, Raymond E. Goldstein, Hartmut Löwen, and Julia M. Yeomans, “Meso-scale turbulence in living fluids”, PNAS, 109(36), 2012

    doi:https://doi.org/10.1073/pnas.1202032109

    概要:枯草菌(Bacillus subtilis)の高密度懸濁液を用いて実験を行い、メゾスケール乱流状態を測定した。実験結果は、自走する棒状粒子モデルによるシミュレーション結果とよく一致した。同時にバクテリア乱流の連続体方程式を導出し、比較をおこなった。


    以上、よろしくおねがいします。

  • 論文紹介2021/10/12

    皆様

    流体研M2の奥山です。

    明日(10/12)の論文紹介のお知らせです.

    日時:10/12 15:00~ ?
    場所:zoom
    論文: Siddhartha Mukherjee , Rahul K. Singh, Martin James, and Samriddhi Sankar Ray, “Anomalous Diffusion and Lévy Walks Distinguish Active from Inertial Turbulence”, PRL, 127, 118001(2021)

    doi:https://doi.org/10.1103/PhysRevLett.127.118001

    概要:アクティブ乱流の流体力学モデルを用いたシミュレーションを行い、Lévy Walkによるsuper diffusionが発現することを示しました。

    以上、よろしくおねがいします.

  • 論文紹介2021/6/22

    皆様
    流体研M2の奥山です。
    明日(6/22)の論文紹介のお知らせです。

    日時: 6/22(火) 15:00~
    場所: zoom
    発表者: 奥山

    論文: Kiyoshi Kanazawa, Tomohiko G. Sano, Andrea Cairoli & Adrian Baule,

    Loopy Lévy flights enhance tracer diffusion in active suspensions, Nature,  579(7799), 364-367(2020)
    DOI : https://doi.org/10.1038/s41586-020-2086-2

    Stokes流体中においてactiveなswimmerとtracerとの流体相互作用を考慮したシミュレーションを行い、tracerが実験系で普遍的に見られるBrown運動から大きく外れた統計を示すことを実証しました。

    よろしくお願いします。

  • 論文紹介 2021/6/8

    皆様
    流体研M2の酒井です。
    明日(6/8)の論文紹介のお知らせです。

    日時: 6/8(火) 15:00~
    場所: zoom
    発表者: 酒井

    論文: Early stage of integrable turbulence in the one-dimensional nonlinear Schrödinger equation:A semiclassical approach to statistics
    Giacomo Roberti, Gennady El, Stéphane Randoux, and Pierre Suret
    Phys. Rev. E 100, 032212 – Published 19 September 2019
    DOI: https://doi.org/10.1103/PhysRevE.100.032212

    関数の初期条件をランダムに設定したschrodinger方程式が短い間時間発展するときに、関数の4次モーメントがどう時間変化するかについての近似式を導出し、それと数値計算の結果を比較している論文です。

    よろしくお願いします。

  • 論文紹介 2021/5/11

    流体研M2の酒井です。
    明日(5/11)の論文紹介のお知らせです。

    日時: 5/11(火)  15:00〜
    場所: zoom
    発表者: 酒井

    論文: Rogue Wave Observation in a Water Wave Tank
    A. Chabchoub, N. P. Hoffmann, and N. Akhmediev
    Phys. Rev. Lett. 106, 204502 – Published 16 May 2011
    doi: https://doi.org/10.1103/PhysRevLett.106.204502

    rogue wave現象の物理的背景との関係が指摘されている、非線形シュレディンガー方程式のPeregrine Soliton解を実験室の水槽実験で再現できた、という論文です。

    よろしくお願いします。

  • 論文紹介2021/4/20

    皆様

    流体研M2の奥山です。

    明日(4/20)の論文紹介のお知らせです.

    日時:4/20 15:00~ ?

    場所:zoom

    論文: Tajie Harris, Edward J. Banigan, David A. Christian, Christoph Konradt, Elia D. Tait Wojno, Kazumi Norose, Emma H. Wilson, Beena John, Wolfgang Weninger, Andrew D. Luster, Andrea J. Liu & Christopher A. Hunter “Generalized Lévy walks and the role of chemokines in migration of effector CD8 + T cells”, Nature(2012)

    doi:https://doi.org/10.1038/nature11098

    概要:リンパ球や白血球の遊走活性を制御するタンパク質であるケモカインが、T細胞が病原体を制御する能力を向上させることを明らかにした論文です。特に慢性感染したマウスの脳内のT細胞集団を3次元トラッキングし、その運動が一般化されたLévy walkでうまく説明できることを示しました。これによりrandom walk的な探索戦略よりも効率的に標的を見つけることが可能になると述べています。

    以上、よろしくおねがいします.