論文紹介論文紹介
皆様、
数理研M2の石本健太です。
7月5日の論文紹介のご案内を致します。
日時 : 7月5日(火) 15:00–
場所 : 理学研究科5号館413号室
発表者: 数理研M2 石本健太
論文 : “Coherent locomotion as an attracting state for a free flapping body”
S. Alben and M. Shelley
PNAS, 102, 11163, 2005
内容 : 水の入った円柱状の水槽に金属板を入れ、垂直方向に振動させると、
ある臨界の振動数を越えると水平方向に移動するという実験結果Vandenberghe et al. (2004)
の再現を目的に、2次元Navier-Stokes流中で楕円物体を垂直方向に振動させた数値計算を行っています。
結果としてVandenberghe et al.の実験結果を再現しただけでなく、
定常的な水平方向の運動が力学的に安定な運動であることを示唆しています。
これらの結果は、生物の羽ばたき運動の安定性の起源を知る上で重要だと感じたので、
明日のセミナーで紹介したいと思います。
至らない点があると思いますが、どうぞよろしくお願いします。
石本健太 (Kenta ISHIMOTO)
京都大学 理学研究科 数学・数理解析専攻 修士2年
Research Institute for Mathematical Sciences, Kyoto University
MAIL: ishimoto@kurims.kyoto-u.ac.jp