流体物理学ゼミナール2005/12/05


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_/ 流体力学セミナー 2005 No. 14
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_/ 日 時 : 05年 12月 12日 (月) 15:00〜16:30
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_/ 場 所 : 京大数理研 009号室
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_/ 講 師: 功刀 資彰 氏 (工学研究科 原子核工学専攻)
_/ 題 目: ナノ・ミクロスケール多重多孔質高伝熱面
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_/ 内 容 :
_/ 伝熱促進は熱工学の永遠の課題である.層流・乱流境界層内の熱伝達は,壁面
_/ 近傍の分子熱伝導支配領域と流れが支配的な対流伝熱支配領域に大きく分けられ,
_/ 従来は乱流や拡大伝熱面の利用を始めとする対流支配域での伝熱促進技術が注目
_/ されてきた.しかし,伝熱促進の本質は熱伝導支配領域の活性化にある.著者ら
_/ は,伝熱面にナノ粒子多孔質層を形成することにより,ナノ粒子多孔質層の無い
_/ 場合に比べて最大約2倍程度の大きな伝熱促進効果が得られ,その際の圧力損失
_/ もほとんど増加しないという結果を得ている(1-3)。
_/ 本解説では,金属の伝熱面上へのナノ粒子多孔質層の形成方法について述べる
_/ とともに,ナノ粒子多孔質層を有する伝熱面の伝熱特性を把握するために行った,
_/ 対流基礎伝熱実験や熱交換実験結果について紹介する.また,これらの実験的
_/ アプローチと並行して,界面のナノ構造が熱伝導層に及ぼす影響や伝熱促進に
_/ 及ぼす影響に関して, モデル化した計算体系で分子動力学解析を行い,この
_/ 伝熱促進機構解明に向けた最近の成果について述べる.
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世話人:大木谷 耕司(京大数研)、藤 定義(京大理)、松本 剛(京大理)、
山田 道夫(京大数研)
アドバイザー:小森 悟(京大工)、藤坂博一(京大情報学)、
船越 満明(京大情報学)、水島 二郎(同志社大工)、余田 成男(京大理)
連絡先:ohkitani@kurims.kyoto-u.ac.jp
メールリスト連絡先: semi-adm@kyoryu.scphys.kyoto-u.ac.jp

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