流体物理学ゼミナール2004/10/21


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_/ 流体力学セミナー 2004 No. 8
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_/ 日 時 : 04年 11月 8日 (月) 15:00〜16:30
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_/ 場 所 : 京大数理研 009号室
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_/ 講 師 : 坂本 圭 氏 (京大大学院 理学研究科 地球物理学)
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_/ 題 目 : 潮流によって形成される海底境界層の不安定とその混合効果
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_/ 内 容 :
_/ 回転系・渦粘性係数一定のもとで、時間振動流である潮流によって形成される
_/ 海底境界層は、定常流による海底エクマン層と相似な流速構造を持ちます。
_/ 高レイノルズ数においては、エクマン層が不安定であるのと同様に、潮流による
_/ この境界層も不安定になると考えられます。そこで、この境界層の安定性を調べ
_/ るために数値実験を行ったところ、慣性周期と潮流周期の比に依存して、3つの
_/ 異なったタイプの不安定が現れました。また、成層を導入した実験から、慣性
_/ 周期と潮流周期がほぼ等しく成層が弱い極海域で、境界層の不安定によって効果
_/ 的な鉛直混合が引き起こされうることを示します。
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世話人:大木谷 耕司(京大数研)、藤 定義(京大理)、松本 剛(京大理)、
山田 道夫(京大数研)
アドバイザー:河原 源太(京大工)、小森 悟(京大工)、藤坂博一(京大情報学)、
船越 満明(京大情報学)、水島 二郎(同志社大工)、余田 成男(京大理)
連絡先:ohkitani@kurims.kyoto-u.ac.jp
メールリスト連絡先: semi-adm@kyoryu.scphys.kyoto-u.ac.jp