論文紹介2014/06/10


皆様

流体研D2寺村です。
明日6/10の論文紹介についてお知らせします。

日時: 6月10日(Tue)15:00~
場所:理学研究科5号館413号室
発表者:寺村俊紀
論文:
“The emergence of localized vortex–wave interaction states
in plane Couette flow”
Kengo Deguchi, Philip Hall, Andrew Walton
Journal of Fluid Mechanics 721 (2013)
http://dx.doi.org/10.1017/jfm.2013.27

高Reynolds数における理論である、vortex-wave interaction (VWI)理論に
基いて平面クエット流における局在構造について論じます。
従来のVWI理論のcritical layerにおけるvortexとwaveの相互作用の議論を、
さらにcritical layerがチャンネル全域に広がるwaveを考える事によって拡張し、
Re^{-2}の項を無視する事でReynolds数を含まない方程式を導き、
その定常進行波解を固有値解析で求めています。

この論文ではVWI理論の説明を[HS1], [HS2]と引用されている
以下の論文に丸投げしているので、[HS2]も配布します:
“Streamwise vortices in shear flows:
harbingers of transition and the skeleton of coherent structures”
Hall Philip, Sherwin Spencer
Journal of Fluid Mechanics 661 (2010)
http://dx.doi.org/10.1017/S0022112010002892

至らぬ点も多々あると思いますが、
宜しくお願い致します。

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