論文紹介2015/11/10


皆様

流体研M2の蛭田です。
直前になって申し訳ありませんが、今日の論文紹介の詳細を連絡致します。

日時: 11/10 火 15:00-
場所: 理学研究科5号館413号室
発表: 蛭田佳樹
論文: “Direct control of the small-scale energy balance in
two-dimensional fluid dynamics”
Jason Frank , Benedict Leimkuhler and Keith W. Myerscough
DOI:http://dx.doi.org/10.1017/jfm.2015.526

二次元Navier-Stokes方程式の数値計算で
Nose-Hoover likeなフィードバックコントロールをつけることで、
任意のエネルギースペクトルを持つ結果になるシミュレーションを
行うことができるという論文です。

著者らは高波数成分を打ち切った時の
慣性領域の性質が、打ち切っただけのものや
超粘性を入れたものより良いと主張しています。
また、ターゲットのスペクトルを調整することで
高波数成分へのエネルギー注入も再現
できることも確認しています。

至らぬ点があると思いますが、
よろしくお願いします。


蛭田 佳樹 HIRUTA Yoshiki
京都大学大学院理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻
物理学第一分野 流体物理学研究室 修士課程
E-mail: hiruta*at*kyoryu.scphys.kyoto-u.ac.jp