流体物理学ゼミナール2006/11/21


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_/ 流体力学セミナー 2006 No. 13
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_/ 日 時 : 06年 12月 4日 (月) 15:00〜16:30
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_/ 場 所 : 京大数理研 009号室
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_/ 講 師 : 水野吉規
_/ (名古屋大学 工学研究科 計算理工学専攻)
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_/ 題 目 : 乱流中のパッシブスカラーの相関関数に関する
_/ 固有値問題の数値計算
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_/ 内 容 :
_/ 流体中に存在するパッシブスカラー場の時間発展は,移流拡散方程式
_/ と呼ばれる偏微分方程式に従う。特に流れが乱流の場合には,スカラー
_/ 場は時間的にも空間的にも不規則な振る舞いを示すため,その空間構
_/ 造を記述する量として多点相関関数が重要となる。流れの時間変動が
_/ きわめて速い(白色的である)という仮定により,移流拡散方程式か
_/ らこれら相関関数の閉じた支配方程式が導出できるが,今回はそのよ
_/ うにして得られる4点相関関数の方程式から帰着される固有値問題を
_/ 数値的に解いた。固有値の一つとして得られる4次構造関数の異常ス
_/ ケーリング指数は,直接数値シミュレーションによるものとよく一致
_/ していることが確認された。また,ここで得られる固有関数を用いて
_/ スケールおよび方向の異なる二つの2点でのスカラー差の相関につい
_/ て調べ,そのスケール比と方向への依存性を明らかにした。
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