カテゴリー別アーカイブ: 論文紹介2009

論文紹介2010/01/26

論文紹介論文紹介

みなさま、

数理研 D1 の小布施です。
明日の論文紹介のご案内をお送り致します。

日時:1月26日(火)15:00 頃から(前のセミナーが終わり次第)
場所:理学研究科5号館 413号室
発表者:小布施 祈織
論文:Forced-dissipative shallow-water turbulence on the sphere
 and the atmospheric circulation of the giant planets.
Scott, R. K., Polvani, L. M., 2007:
  J. Atmos. Sci., 64, 3158–3176.
 
球面上での浅水モデル系における, 強制‐散逸乱流の平衡状態
についての論文です。

はじめに地衡流乱流についての復讐をした後,
この系での平衡状態が強制力および散逸,
エネルギー注入率と変形半径ににどのように依存するかを調べます。
次いで乱流の特徴を調べ,   
最後に巨大惑星の大気に対応する数値計算を行います。
   
長い論文ですので, 時間に応じて読む場所を取捨選択しながら
進めようと思います.
どうぞよろしくお願い致します。

論文紹介2009/12/15

論文紹介論文紹介

皆様、

流体研D2の水田です。
本日以下の要領で、論文紹介を担当させて頂きます。

日時:12月15日(火)
時刻:15時過ぎ(前のセミナーが終わり次第)
場所:理学部5号館413号室
論文:Turbulent Pair Diffusion
F.Nicolleau and F.C.Vassilicos, Phys.Rev.Lett. Vol.90 (2003)
DOI: 10.1103/PhysRevLett.90.024503

kinematic simulationと彼らが呼んでいる乱流モデル上での、
相対粒子拡散についての論文です。

至らない点も多々あるとは思いますが、
ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。

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水田 敦 MIZUTA Atsushi

京都大学大学院理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻
物理学第一分野 流体物理学研究室 博士課程2年
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論文紹介2009/12/01

論文紹介論文紹介

論文紹介を以下のように行います.

日時 :12月1日(火)
時刻 :15時過ぎ(前のセミナーが終わり次第)
場所 :理学部5号館413号室
発表者:木村恵二
論文 :
“Multiplicity of nonlinear thermal convection in a spherical shell”
Ligang Li, Pu Zhang, Xinhao Liao, and Keke Zhang
(Physical Review E Volume 71, 016301(2005))

球殻領域(非回転)内において,
自己重力場中の内部熱源のあるBoussinesq熱対流を,
no-slip,温度固定境界条件のもとで考える.

熱対流のonsetの線形安定性,すなわち静止解の線形安定性は,
すでに数値的に色々と調べられている(解析的には課題が残っている)が,
比較的薄い球殻での,静止解が不安定になって非線形相互作用をしたときの
熱対流パターンを求めた論文はこの論文が初めてである.

この論文では,非線形相互作用をしたときの熱対流パターンを,
適当な初期条件のもとで時間積分によって求めている.

その初期条件の取り方によって様々なパターンが
得られることを示している.
その中で特徴的なパターンとして,経度方向に長く伸びたロールや,
北極から南極にまで到達する長いロールが発見された.

そして,その得られたパターンがPrandtl数を変化させたときに
robustに存在することを示している.

以下にabstractを示します.

Linear and weakly nonlinear thermal convection in a moderately thin
spherical shell in the presence of a
spherically symmetric gravity subject to a spherically symmetric
boundary condition is systematically investigated
through fully three-dimensional numerical simulations. The convection
problem is self-adjoint and the
linear convective stability is characterized by l, the degree of a
spherical harmonics Y_l^m(theta,phi). While the radial
structure of the linear convection is determined by the stability
analysis, there exists a (2l+1)-fold degeneracy
in the horizonal structure of the spherical convection. When l=O(10),
i.e., in a moderately thin spherical shell,
the removal or partial removal of the degeneracy represents a
mathematically difficult, physically not wellunderstood
problem. By starting with carefully chosen initial conditions, we are
able to obtain a variety of
nonlinear convective flows at exactly the same parameters near the onset
of convection, including steady
axisymmetric convection, steady azimuthally periodic convection, steady
azimuthally nonperiodic convection,
equatorially asymmetric convection, and steady convection in the form of
a single giant spiral roll covering the
whole spherical shell which is stable and robust for a wide range of the
Prandtl number.

よろしくお願いいたします.

論文紹介2009/11/10

論文紹介論文紹介

皆様

おはようございます.
山田研究室M2佐々木です.
本日の論文紹介を以下のように行いたいと思います.

日時:11月10日(火)前半のセミナーが終わってから
場所:理学研究科5号館 413号室
発表者:佐々木 英一
論文:Stability of Rossby waves in the beta-planne approximation
Y. Lee and L. M.Smith Physica D 2003

前回の論文の続きで,3章を読みます.
よろしくお願いいたします.


京都大学大学院 理学研究科
数学・数理解析専攻 数理解析系
数理解析研究所
修士2年 佐々木英一(SASAKI Eiichi)
esasaki@kurims.kyoto-u.ac.jp

論文紹介2009/10/27

論文紹介論文紹介

皆様

山田研究室M2佐々木です.
ご連絡が大変遅くなってしまいましたが,
本日の論文紹介を以下のように行いたいと思います.

日時:10月27日(火)前半のセミナーが終わってから
場所:理学研究科5号館 413号室
発表者:佐々木 英一
論文:Stability of Rossby waves in the beta-planne approximation
Y. Lee and L. M.Smith Physica D 2003

beta平面上のKolmogorov流に関する線形安定性解析を解析的,数値的に行います.
量が多く,完全にフォローできなかったので,
勉強した範囲についてお話させていただきます.

よろしくお願いいたします.


京都大学大学院 理学研究科
数学・数理解析専攻 数理解析系
数理解析研究所
修士2年 佐々木英一(SASAKI Eiichi)
esasaki@kurims.kyoto-u.ac.jp

論文紹介2009/10/20

論文紹介論文紹介

みなさま、

数理研 D1 の小布施です。
次回の論文紹介は以下のように行います

日時:10月20日(火)
時刻:15時過ぎ(前のセミナーが終わり次第)
場所:理学部5号館413号室
発表者:小布施祈織
論文:The effect of quadratic drag on the inverse cascade of two-
dimensional turbulence
N. Grianik, I. M. Held, K. S. Smith, and G. K. Vallis
Physics of Fluids, Volume 16, Issue 1, pp. 73-78 (2004).

一様な 2 次元乱流におけるエネルギー逆カスケードに対する
2 次のドラッグの影響を調べている論文です.

この論文ではまず, 統計的に平衡となった状態においては
エネルギーを保有する渦の長さスケールは
系へのエネルギー注入の強さには依存せず,
2 次のドラッグの係数のみに依ることを
スケーリングの理論によって論じています.

次に, 一様な勾配を持つパッシブトレーサーの乱流による移動について
その拡散係数はエネルギーカスケード率と非線型ドラッグの係数
のみに依存することを予測しています.

そして最後に上記の2つの予測を数値的に確認しています.

どうぞよろしくお願い致します.

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小布施 祈織 OBUSE, Kiori
京都大学 理学研究科 数学・数理解析専攻(数理解析研究所)
博士課程 1 年
obuse@kurims.kyoto-u.ac.jp
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論文紹介2009/06/29

論文紹介論文紹介

皆様

流体研M2の加藤峻輔です.
論文紹介を以下のように行います.

日時:6月29日(火)
時刻:15時過ぎ(前のセミナーが終わり次第)
場所:理学部5号館413号室
発表者:加藤峻輔
論文:High density gas state at water/graphite interface studied by
molecular dynamics simulation
Wang Chun-Lei, Li Zhao-Xia, Li Jing-Yuan, Xiu Peng, Hu Jun, and
Fang Hai-Ping
Chinese Physics B 17, 7 (2008)

水に浸した疎水性の板にはナノスケールの薄いガス膜や、ナノバブルが生成されることが実験から知られています。
しかし、その生成メカニズムや存在の安定性はまだはっきりしていません。
この論文ではMD(Molecular Dynamics)シミュレーションの手法で、
ガス(N_2やH_2)を含んだ水の中で黒鉛の板にガスが付着する様子を調べるとともに、
ガスの濃度の違いによりガス膜ができる場合とナノバブルができる場合があることを示しています。

よろしくお願い致します。


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加藤 峻輔 KATO Shunsuke

京都大学大学院理学研究科
物理学・宇宙物理学専攻
物理学第一分野 流体物理学研究室 修士課程2年
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論文紹介2009/06/21

論文紹介論文紹介

皆様

流体研M2の加藤峻輔です.
論文紹介を以下のように行います.

日時:6月29日(火)
時刻:15時過ぎ(前のセミナーが終わり次第)
場所:理学部5号館413号室
発表者:加藤峻輔
論文:High density gas state at water/graphite interface studied by
molecular dynamics simulation
Wang Chun-Lei, Li Zhao-Xia, Li Jing-Yuan, Xiu Peng, Hu Jun, and
Fang Hai-Ping
Chinese Physics B 17, 7 (2008)

水に浸した疎水性の板にはナノスケールの薄いガス膜や、ナノバブルが生成されることが実験から知られています。
しかし、その生成メカニズムや存在の安定性はまだはっきりしていません。
この論文ではMD(Molecular Dynamics)シミュレーションの手法で、
ガス(N_2やH_2)を含んだ水の中で黒鉛の板にガスが付着する様子を調べるとともに、
ガスの濃度の違いによりガス膜ができる場合とナノバブルができる場合があることを示しています。

よろしくお願い致します。

論文紹介2009/05/26

論文紹介論文紹介

皆様

流体研M2の加藤峻輔です.
論文紹介を以下のように行います.

日時:5月26日(火)
時刻:15時過ぎ(前のセミナーが終わり次第)
場所:理学部5号館413号室
発表者:加藤峻輔
論文:Effects of surface roughness and interface wettability on nanoscale
flow in a nanochannel
S. C. Yang
Microfluid. Nanofluid. 2, 501 (2006)

channel flow を考える際、マクロなスケールでは channel の壁での流速をゼロと近似する(no-slip 境界条件).
しかし、ミクロなスケールでは channel の壁での流速が有限であること(slip)が重要となってくる.
この論文では MD シミュレーションを用いて、channel の壁の荒さや濡れ性と slip の大きさの関係について調べています.

よろしくお願い致します。


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加藤 峻輔 KATO Shunsuke

京都大学大学院理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻
物理学第一分野 流体物理学研究室 修士課程2年
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