カテゴリー: 論文紹介2015

  • 論文紹介2015/11/10

    皆様

    流体研M2の蛭田です。
    直前になって申し訳ありませんが、今日の論文紹介の詳細を連絡致します。

    日時: 11/10 火 15:00-
    場所: 理学研究科5号館413号室
    発表: 蛭田佳樹
    論文: “Direct control of the small-scale energy balance in
    two-dimensional fluid dynamics”
    Jason Frank , Benedict Leimkuhler and Keith W. Myerscough
    DOI:http://dx.doi.org/10.1017/jfm.2015.526

    二次元Navier-Stokes方程式の数値計算で
    Nose-Hoover likeなフィードバックコントロールをつけることで、
    任意のエネルギースペクトルを持つ結果になるシミュレーションを
    行うことができるという論文です。

    著者らは高波数成分を打ち切った時の
    慣性領域の性質が、打ち切っただけのものや
    超粘性を入れたものより良いと主張しています。
    また、ターゲットのスペクトルを調整することで
    高波数成分へのエネルギー注入も再現
    できることも確認しています。

    至らぬ点があると思いますが、
    よろしくお願いします。


    蛭田 佳樹 HIRUTA Yoshiki
    京都大学大学院理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻
    物理学第一分野 流体物理学研究室 修士課程
    E-mail: hiruta*at*kyoryu.scphys.kyoto-u.ac.jp

  • 論文紹介2015/06/30

    皆様

    理学研究科M2の武田です。
    明日の論文紹介の詳細をお知らせいたします。

    日時: 6/30 火 15:00頃~
    場所: 理学研究科5号館413号室
    発表: 蛭田佳樹
    論文: “Improved extreme wind speed estimation for wind engineering applications”
    Franklin T. Lombardo,2012
    http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0167610512000499
    災害対策において、x m/s以上の風が1年間で起きる確率が1000分の1であるような
    xの値を推定したい、という問題があります。
    気象で行われているこうした推定について近年の観測精度の向上や解析手法の違いにより
    推定値がどう変化したかを論じている論文です。

    至らぬ点があると思いますが、
    よろしくお願いします。

    ———-
    武田久輝 Takeda Hisaki
    京都大学大学院理学研究科
    数学・数理解析専攻数理解析系 修士2年
    hisaki.0906*at*hotmail.co.jp
    takeda*at*kurims.kyoto-u.ac.jp

  • 論文紹介2015/06/23

    皆様

    流体研M2の蛭田です。
    明日の論文紹介の詳細を連絡致します。

    日時: 6/23 火 15:00-
    場所: 理学研究科5号館413号室
    発表: 蛭田佳樹
    論文: “Dynamics of reversals and condensates in two-dimensional Kolmogorov flows”
    Pankaj Kumar Mishra,Johann Herault, Stephan Fauve, and Mahendra K. Verma
    DOI:10.1103/PhysRevE.91.053005

    単波数の外力を加えた2次元流体系の数値計算で、
    1.線形解からのいくつかの分岐の後に大きなスケールの循環(LSC)が現れること
    2.LSCの方向が時折反転する(reversal)パラメータ領域と反転しない(condensate)領域があること
    を確認しています。
    また、2.の領域を解析することで、低波数モード間での相互作用がreversalを支配していることを示唆しています。

    至らぬ点があると思いますが、
    よろしくお願いします。


    蛭田 佳樹 HIRUTA Yoshiki
    京都大学大学院理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻
    物理学第一分野 流体物理学研究室 修士課程
    E-mail: hiruta*at*kyoryu.scphys.kyoto-u.ac.jp

  • 論文紹介2015/06/03

    皆様

    流体研D3の寺村です。
    明日の論文紹介の詳細を連絡致します。

    日時: 6/3火 15:00-16:30
    場所: 理学研究科5号館413号室
    発表: 寺村俊紀
    論文:
    Mauroy A., Mezić I., Moehlis J.
    “Isostables, isochrons, and Koopman spectrum
    for the action-angle representation of stable fixed point dynamics”
    http://dx.doi.org/10.1016/j.physd.2013.06.004

    以上です。
    寺村


    TERAMURA Toshiki
    Ph.D. student,
    Department of Physics and Astronomy,
    Graduate School of Science,
    Kyoto University, Japan
    Email: teramura*at*kyoryu.scphys.kyoto-u.ac.jp
    TEL: (+81)75-753-3805

  • 論文紹介2015/05/19

    みなさま

    理学研究科数学数理解析専攻数理解析系M2の武田です。
    明日5/19の論文紹介についてお知らせします。

    日時: 5月19日(Tue)15:00~
    場所:理学研究科5号館413号室
    発表者:武田久輝

    論文:”Viscous and resistive eddies near a sharp corner”
    H. K. Moffatt,Trinity College, Cambridge 1963
    http://journals.cambridge.org/action/displayAbstract?fromPage=online&aid=369634&fileId=S0022112064000015

    かなり古い論文ですが、くさび型の領域での遅い流れ(ストークス流)において、
    渦がどのように分布しているかを理論的に考察している論文です。

    至らぬ点があると思いますが、よろしくお願いします。

    =====================
    武田久輝 Takeda Hisaki
    京都大学大学院理学研究科修士2年
    hisaki.0906*at*hotmail.co.jp
    takeda*at*kurims.kyoto-u.ac.jp
    ======================

  • 論文紹介2015/05/12

    みなさま

    流体研M2の村上です。
    明日5/12の論文紹介についてお知らせします。

    日時: 5月12日(Tue)15:00~
    場所:理学研究科5号館413号室
    発表者:村上遼
    論文:”Ferromagnetic interaction model of activity level in workplace communication”, Tomoaki Akitomi, Koji Ara, Jun-ichiro Watanabe, and Kazuo Yano, Phys. Rev. E 87, 034801 (2013)
    http://journals.aps.org/pre/abstract/10.1103/PhysRevE.87.034801

    人間の会話における活動具合の同期について、実際に職場でのコミュニケーショ ンを計測して得られた結果を、イジングモデルを用いたシミュレーショ ンでよ く再現できた、という論文です、

    至らぬ点があると思いますが、よろしくお願いします。


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    村上 遼 MURAKAMI Ryo
    京都大学大学院理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻
    物理学第一分野 流体物理学研究室 M2
    E-mail: murakami*at*kyoryu.scphys.kyoto-u.ac.jp
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  • 論文紹介2015/04/28

    皆様

    流体研M2の蛭田です。
    明日4/28の論文紹介についてお知らせします。

    日時: 4月28日(Tue)15:00~
    場所:理学研究科5号館413号室
    発表者:蛭田佳樹
    論文:”Flow networks: A characterization of geophysical fluid transport”
    Enrico Ser-Giacomi, Vincent Rossi, Cristóbal López, and Emilio Hernández-García
    Chaos: An Interdisciplinary Journal of Nonlinear Science 25, 036404 (2015)
    doi: 10.1063/1.4908231

    地中海の速度場のデータを元に、流体による輸送を祖視化して重みつき有向グラ フで表現した時
    1.拡散混合を表す量
    2.流体領域の分割
    について力学系の理論や過去の領域分割方法による結果と比較している論文です。

    至らぬ点があると思いますが、
    よろしくお願いします。


    蛭田 佳樹 HIRUTA Yoshiki
    京都大学大学院理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻
    物理学第一分野 流体物理学研究室 修士課程
    E-mail: hiruta*at*kyoryu.scphys.kyoto-u.ac.jp