論文紹介論文紹介
皆様
数理研D3の犬伏正信です。
6月5日の論文紹介のお知らせをいたします。
日時:6月5日(火)15:00–
場所:理学研究科5号館413号室
発表者:犬伏正信
論文:”From temporal to spatiotemporal dynamics in transitional plane
Couette flow”
J. Philip and P. Manneville, Phys. Rev. E 83, 036308 (2011)
平面クエット流の室内実験ではこれまで大きなアスペクト比(平板長さ/平板間
距離)の系が主に調べられ,
乱流遷移において層流-乱流の傾斜バンド(turbulent oblique bands)が観測され
ています.
これに対して,数値的研究では小さなアスペクト比の系(ミニマルクエット流)が
主に調べられてきました.
この論文では,実験で調べられている大きなアスペクト比での乱流遷移と
ミニマルクエット流の乱流遷移の関係を調べ,
その2つの遷移型が交差するサイズ(アスペクト比)を求めています.
至らない点が多々あるかと思いますが,宜しくお願いいたします.