カテゴリー: 論文紹介

  • 論文紹介2015/06/23

    皆様

    流体研M2の蛭田です。
    明日の論文紹介の詳細を連絡致します。

    日時: 6/23 火 15:00-
    場所: 理学研究科5号館413号室
    発表: 蛭田佳樹
    論文: “Dynamics of reversals and condensates in two-dimensional Kolmogorov flows”
    Pankaj Kumar Mishra,Johann Herault, Stephan Fauve, and Mahendra K. Verma
    DOI:10.1103/PhysRevE.91.053005

    単波数の外力を加えた2次元流体系の数値計算で、
    1.線形解からのいくつかの分岐の後に大きなスケールの循環(LSC)が現れること
    2.LSCの方向が時折反転する(reversal)パラメータ領域と反転しない(condensate)領域があること
    を確認しています。
    また、2.の領域を解析することで、低波数モード間での相互作用がreversalを支配していることを示唆しています。

    至らぬ点があると思いますが、
    よろしくお願いします。


    蛭田 佳樹 HIRUTA Yoshiki
    京都大学大学院理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻
    物理学第一分野 流体物理学研究室 修士課程
    E-mail: hiruta*at*kyoryu.scphys.kyoto-u.ac.jp

  • 論文紹介2015/06/03

    皆様

    流体研D3の寺村です。
    明日の論文紹介の詳細を連絡致します。

    日時: 6/3火 15:00-16:30
    場所: 理学研究科5号館413号室
    発表: 寺村俊紀
    論文:
    Mauroy A., Mezić I., Moehlis J.
    “Isostables, isochrons, and Koopman spectrum
    for the action-angle representation of stable fixed point dynamics”
    http://dx.doi.org/10.1016/j.physd.2013.06.004

    以上です。
    寺村


    TERAMURA Toshiki
    Ph.D. student,
    Department of Physics and Astronomy,
    Graduate School of Science,
    Kyoto University, Japan
    Email: teramura*at*kyoryu.scphys.kyoto-u.ac.jp
    TEL: (+81)75-753-3805

  • 論文紹介2015/05/19

    みなさま

    理学研究科数学数理解析専攻数理解析系M2の武田です。
    明日5/19の論文紹介についてお知らせします。

    日時: 5月19日(Tue)15:00~
    場所:理学研究科5号館413号室
    発表者:武田久輝

    論文:”Viscous and resistive eddies near a sharp corner”
    H. K. Moffatt,Trinity College, Cambridge 1963
    http://journals.cambridge.org/action/displayAbstract?fromPage=online&aid=369634&fileId=S0022112064000015

    かなり古い論文ですが、くさび型の領域での遅い流れ(ストークス流)において、
    渦がどのように分布しているかを理論的に考察している論文です。

    至らぬ点があると思いますが、よろしくお願いします。

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    武田久輝 Takeda Hisaki
    京都大学大学院理学研究科修士2年
    hisaki.0906*at*hotmail.co.jp
    takeda*at*kurims.kyoto-u.ac.jp
    ======================

  • 論文紹介2015/05/12

    みなさま

    流体研M2の村上です。
    明日5/12の論文紹介についてお知らせします。

    日時: 5月12日(Tue)15:00~
    場所:理学研究科5号館413号室
    発表者:村上遼
    論文:”Ferromagnetic interaction model of activity level in workplace communication”, Tomoaki Akitomi, Koji Ara, Jun-ichiro Watanabe, and Kazuo Yano, Phys. Rev. E 87, 034801 (2013)
    http://journals.aps.org/pre/abstract/10.1103/PhysRevE.87.034801

    人間の会話における活動具合の同期について、実際に職場でのコミュニケーショ ンを計測して得られた結果を、イジングモデルを用いたシミュレーショ ンでよ く再現できた、という論文です、

    至らぬ点があると思いますが、よろしくお願いします。


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    村上 遼 MURAKAMI Ryo
    京都大学大学院理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻
    物理学第一分野 流体物理学研究室 M2
    E-mail: murakami*at*kyoryu.scphys.kyoto-u.ac.jp
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  • 論文紹介2015/04/28

    皆様

    流体研M2の蛭田です。
    明日4/28の論文紹介についてお知らせします。

    日時: 4月28日(Tue)15:00~
    場所:理学研究科5号館413号室
    発表者:蛭田佳樹
    論文:”Flow networks: A characterization of geophysical fluid transport”
    Enrico Ser-Giacomi, Vincent Rossi, Cristóbal López, and Emilio Hernández-García
    Chaos: An Interdisciplinary Journal of Nonlinear Science 25, 036404 (2015)
    doi: 10.1063/1.4908231

    地中海の速度場のデータを元に、流体による輸送を祖視化して重みつき有向グラ フで表現した時
    1.拡散混合を表す量
    2.流体領域の分割
    について力学系の理論や過去の領域分割方法による結果と比較している論文です。

    至らぬ点があると思いますが、
    よろしくお願いします。


    蛭田 佳樹 HIRUTA Yoshiki
    京都大学大学院理学研究科 物理学・宇宙物理学専攻
    物理学第一分野 流体物理学研究室 修士課程
    E-mail: hiruta*at*kyoryu.scphys.kyoto-u.ac.jp

  • 論文紹介2014/07/08

    皆様

    流体研究室修士2回の天目です。
    7/8(Tue)の論文紹介についてお知らせします。

    日時:7月8日(Tue)15:00–
    場所:理学研究科5号館413号室
    論文:Mechanism of drag reduction by dimples on a sphere
    Jin Choi, Woo-Pyung Jeon, and Haecheon Choi
    PHYSICS OF FLUIDS 18, 041702 ͑2006͒
    http://scitation.aip.org/content/aip/journal/pof2/18/4/10.1063/1.2191848

    dimples(くぼみ)がある球の抵抗軽減についてと、
    そのメカニズムの説明として、くぼみ球面上の剪断層剥離、再付着について
    調べた実験について話します。

    至らぬ点も多々あるかと思いますが、
    よろしくお願い致します。

  • 論文紹介2014/07/01

    皆様

    流体研究室M2の秋田です。
    7/1(Tue)の論文紹介についてお知らせします。

    日時:7月1日(Tue)15:00–
    場所:理学研究科5号館413号室
    論文:”Surfactant effect on path instability of a rising bubble”
    Y.Tagawa, S.Takagi, Y.Matsumoto
    Journal of Fluid Mechanics . 2014 vol.738 pp.124-142
    http://www.journals.cambridge.org/abstract_S0022112013005715

    重力下で静止した水中を上昇する気泡の運動への界面活性剤の影響を実験的に調
    べた論文です。
    界面活性剤が存在すると気泡表面のスリップ条件がnoslipになることが知られて
    います。
    界面で濃度が平衡になる時間の異なる2種類の界面活性剤を用いて、界面での濃
    度が気泡の運動にどのような影響を与えているかを比較しています。

    至らぬ点も多々あるかと思いますが、
    よろしくお願い致します。

  • 論文紹介2014/06/24

    皆様

    数理研D3の石本です。
    明日6/24の論文紹介についてお知らせします。

    日時: 6月24日(Tue)15:00~
    場所:理学研究科5号館413号室
    発表者:石本健太
    論文:
    “Fluid Dynamic of Bacterial Turbulence”
    J. Dunkel, S. Heidenreich, K. Drescher, H. H. Wensink, M. Bar, and R. E. Goldstein
    Physical Review Letters 110 (2013) 228102
    http://journals.aps.org/prl/pdf/10.1103/PhysRevLett.110.228102

    バクテリア乱流の速度分布、速度相関をPIVとPTVで測定し、
    現象論的な連続場理論と比較している論文です。

    至らぬ点も多々あると思いますが、
    宜しくお願い致します。

  • 論文紹介2014/06/17

    皆様

    流体研D3高木です。
    明日6/17の論文紹介についてお知らせします。

    日時: 6月17日(Tue)15:00~
    場所:理学研究科5号館413号室
    発表者:高木健太郎
    論文:
    “Coins falling in water”
    Luke Heisinger, Paul Newton, Eva Kanso
    Journal of Fluid Mechanics 742 (2014)
    http://www.journals.cambridge.org/abstract_S0022112014000068

    Coinが水の中を落ちていく際には慣性モーメントとレイノルズ数によって
    以下の4つのタイプの軌跡を描きます。
    1. steady
    2. fluttering
    3. chaotic
    4. tumbling
    この4つの軌跡に対して着地点の確率密度関数を求めた論文です。

    至らぬ点も多々あると思いますが、
    宜しくお願い致します。

  • 論文紹介2014/06/10

    皆様

    流体研D2寺村です。
    明日6/10の論文紹介についてお知らせします。

    日時: 6月10日(Tue)15:00~
    場所:理学研究科5号館413号室
    発表者:寺村俊紀
    論文:
    “The emergence of localized vortex–wave interaction states
    in plane Couette flow”
    Kengo Deguchi, Philip Hall, Andrew Walton
    Journal of Fluid Mechanics 721 (2013)
    http://dx.doi.org/10.1017/jfm.2013.27

    高Reynolds数における理論である、vortex-wave interaction (VWI)理論に
    基いて平面クエット流における局在構造について論じます。
    従来のVWI理論のcritical layerにおけるvortexとwaveの相互作用の議論を、
    さらにcritical layerがチャンネル全域に広がるwaveを考える事によって拡張し、
    Re^{-2}の項を無視する事でReynolds数を含まない方程式を導き、
    その定常進行波解を固有値解析で求めています。

    この論文ではVWI理論の説明を[HS1], [HS2]と引用されている
    以下の論文に丸投げしているので、[HS2]も配布します:
    “Streamwise vortices in shear flows:
    harbingers of transition and the skeleton of coherent structures”
    Hall Philip, Sherwin Spencer
    Journal of Fluid Mechanics 661 (2010)
    http://dx.doi.org/10.1017/S0022112010002892

    至らぬ点も多々あると思いますが、
    宜しくお願い致します。