カテゴリー: 論文紹介2016

  • 論文紹介2016/7/12

    日時: 7/12 火 15:00-
    場所: 理学研究科5号館413号室
    発表: 蛭田佳樹
    論文: “Localization in a spanwise-extended model of plane Couette flow”
    M. Chantry and R. R. Kerswell
    DOI:10.1103/PhysRevE.91.043005

    plane Couette flowを模した9-PDE model(1-time 1space)において、
    狭い領域における空間全体に広がる解と、広い領域内でspan方向に局在した解の
    関係を調べた論文です。

    このモデル内では、modulational instabilityは直接関係なく、解が接続すること、
    Homoclinic snakingの様子は見られなかったことが報告されています。

    至らぬ点があると思いますが、
    よろしくお願いします。

  • 論文紹介2016/7/5

    数理研M2の石川です。
    明日の論文紹介の詳細を連絡致します。

    日時: 7/5 火 15:00頃~
    場所: 理学研究科5号館413号室
    発表: 石川 寿雄
    論文: “Speed and structure of turbulent fronts in pipe flow”
    Baofang Song, Dwight Barkley, Björn Hof & Mark Avila
    arXiv:1603.04077v1

    Pipe flow のDNSを実行し、Barkley(2015) のモデルと比較しながら考察したもので
    す。
    Puff から slug への転移、および weak slug から strong slug への転移について
    議論が行われています。

    よろしくお願いします。

  • 論文紹介2016/6/14

    皆様

    流体研M2の陳です。
    明日の論文紹介の詳細を連絡致します。

    日時: 06/14 火 15:00-
    場所: 理学研究科5号館413号室
    発表: 陳運開
    論文: “The negative wake behind a sphere sedimenting through a viscoelastic
    fluid”
    Oliver G. Harlen
    doi:10.1016/S0377-0257(02)00139-8

    至らぬ点があると思いますが、
    よろしくお願いします。

  • 論文紹介2016/5/31

    皆様

    流体研D1の蛭田です。

    日時: 5/31 火 15:00-
    場所: 理学研究科5号館413号室
    発表: 蛭田佳樹
    論文: “Network structure of two-dimensional
    decaying isotropic turbulence”
    Kunihiko Taira, Aditya G. Nair and Steven L. Brunton
    DOI::10.1017/jfm.2016.235

    二次元減衰乱流における相互作用のネットワーク構造を調べた論文です。
    著者は渦(度)が流れ全体に及ぼす影響に、
    スケールフリーな関係が見られると主張しています。
    少なくとも、論文で扱われた系においては、
    少数のhubに対応するものが、
    流れ全体のダイナミクスを決めているようです。

    至らぬ点があると思いますが、
    よろしくお願いします。

  • 論文紹介2016/5/24

    皆様

    数理研M2の石川です。
    明日の論文紹介の詳細を連絡致します。

    日時: 5/24 火 15:00頃~
    場所: 理学研究科5号館413号室
    発表: 石川 寿雄
    論文: “The rise of fully turbulent flow”
    Dwight Barkley, Baofang Song, Vasudevan Mukund, Gregoire Lemoult, Mark
    Avila & Bjorn Hof
    doi:10.1038/nature15701

    乱流遷移過程にある pipe flow にいて、乱流領域の性質の変化(puff→slug)を捉え
    るモデルを構築した論文です。筆者による過去のモデルの問題点を解消したものになっ
    ています。

    よろしくお願いします。

  • 論文紹介2016/4/26

    皆様

    流体研の寺村です。
    明日の論文紹介についてお知らせします。

    日時: 4/26火 15:00-16:30
    場所: 理学研究科5号館413号室
    発表: 寺村俊紀
    論文:”Estimating dimension of inertial manifold from unstable periodic orbits”

    X. Ding, H. Chaté, P. Cvitanović, E. Siminos, and K. A. Takeuchi
    http://arxiv.org/abs/1604.01859

    arXivの記事ですが面白いので報告します。

    Kuramoto-Sivashinsky方程式による時空カオス系は非双曲的なので

    Covarient Lyapunov Vector(CLV)が交差します。

    ただし、すべてのモードが交差するわけではなく”Physical mode”と呼ばれる

    少数のモードだけが交差します。

    この論文ではCLVではなく、アトラクタ中に埋め込まれている周期軌道のFloquet

    モードでも同様の性質を持っていることが示されています。

    以上です。
    寺村

  • 論文紹介2016/4/19

    皆様

    流体研M2の陳です。
    明日の論文紹介の詳細を連絡致します。

    日時: 04/19 火 15:00-
    場所: 理学研究科5号館413号室
    発表: 陳運開
    論文: “An immersed boundary lattice Boltzmann approach to simulate deformable
    liquid capsules and its application to microscopic blood flows”
    Junfeng Zhang, Paul C Johnson and Aleksander S Popel
    doi:10.1088/1478-3975/4/4/005

    著者はimmersed boundary lattice Boltzmann method
    を使って、赤血球をdeformable liquid capsulesにモデルとして
    毛管の中の赤血球のいくつの現象を再現できました。

    至らぬ点があると思いますが、
    よろしくお願いします。