カテゴリー: 論文紹介

  • 論文紹介2017/10/24

    皆様

    数理研D1の石川です。

    以下の内容で論文紹介を行います。

    日時: 10/24 火 15:00頃-

    場所: 理学研究科5号館413号室

    発表: 石川 寿雄

    論文: A new method for isolating turbulent states in transitional stratified
    plane Couette flow

    J. Fluid. Mech. (2016), vol. 808, R1, doi:10.1017/jfm.2016.627

    平面 Couette 流の乱流に adaptive に温度勾配を与えることで

    局在乱流の解を安定化させることができると報告しています。

    よろしくお願いします。

  • 論文紹介2017/10/17

    皆様

    流体研M2の佐藤です。以下の内容で論文紹介を行います。

    日時: 10/17 火 15:00頃-
    場所: 理学研究科5号館413号室
    発表: 佐藤道矩
    論文: Direct Self-Sustained Fragmentation Cascade of Reactive Droplets
    Inoue, Chihiro,Izato, Yu-ichiro,Miyake, Atsumi,Villermaux, Emmanuel,2017,Physical Review Letters
    DOI:10.1103/PhysRevLett.118.074502
      
    線香花火の火花の生成について考察した論文です。線香花火の火花は溶解した火薬の中で気泡が膨張、破裂することで火薬が飛び散り、飛び散った火薬の中でも同様の過程が繰り返されるで生じます。
    この現象について繰り返しの回数や、最終的な火花の大きさなどを導出します。
    Youtubeの日経新聞のチャンネルに当論文についての動画がアップされていました。リンクを張っておきます。www.youtube.com/watch?v=ZwqxrJumCe4

    よろしくお願いします。

  • 論文紹介2017/10/10

    皆様

    流体研M2の岸です。

    論文紹介のお知らせを致します。

    日時: 10/9 火 15:00頃-

    場所: 理学研究科5号館413号室

    発表: 岸 達郎

    論文: “ Lagrangian History Effect on Turbulent Pair Dispersion”

    Ron Shnapp and Alex Liberzon
    arXiv:1707.04785
      
    DOI:https://arxiv.org/abs/1707.04785

    乱流中の相対拡散について、初期のラグランジュ的な速度差をもちいて条件付き 平均を取ることで
    t^3が復活することを実験により示した論文です。

    よろしくお願いします。

  • 論文紹介2017/7/11

    皆様、

    流体研M2の佐藤です。

    日時: 7/11 火 15:00-
    場所: 理学研究科5号館413号室
    発表: 佐藤道矩
    論文: Droplet impact on deep liquid pools: Rayleigh jet to formation of secondary droplets.
    Castillo-Orozco, E. et al., 2015.
    DOI:10.1103/PhysRevE.92.053022

    水面に水滴を衝突させた際のjetとjetの先端がちぎれて生じるsecondary dropletについて実験、数値計算両方から調べた論文です

    至らぬ点があると思いますが、
    よろしくお願いします。

  • 論文紹介2017/7/4

    皆様

    流体研D2の蛭田です。

    日時: 7/4 火 15:00-
    場所: 理学研究科5号館413号室
    発表: 蛭田佳樹
    論文: “Transitional structures in annular Poiseuille flow depending on radius ratio”
    Takahiro Ishida, Yohann Duguet and Takahiro Tsukahara
    DOI:: 10.1017/jfm.2016.192

    Annular Poiseuille flowの中間的なレイノルズ数における流れにおいて現れる、
    空間間欠的な乱流構造について調べた論文です。
    内外の筒の半径比を変化させると、平板間流れに現れるストライプ様構造から
    円筒流れい現れるようなパフ構造に変化してゆきます。

    至らぬ点があると思いますが、
    よろしくお願いします。

  • 論文紹介2017/6/6

    皆様

    数理研D1の石川です。

    論文紹介のお知らせを致します。

    日時: 6/6 火 15:00頃-

    場所: 理学研究科5号館413号室

    発表: 石川 寿雄

    論文: Chantry, Matthew, Laurette S. Tuckerman, and Dwight Barkley.

    “Universal continuous transition to turbulence in a planar shear flow.”

    arXiv preprint arXiv:1704.03567 (2017).

    URL: https://arxiv.org/abs/1704.03567

    概要: Chantry et al.(2016) で用いたWaleffe flow を用いて、

    2次元のDPとの対応の検証を詳細に行っています。

    Waleffe flow では平面 Couette 流の乱流遷移を

    低い計算コストで得られることを利用し、

    非常に広い領域での数値計算を行っています。

    よろしくお願いいたします。

  • 論文紹介2017/5/23

    皆様、

    流体研M2の岸です。

    日時: 5/23 火 15:00-
    場所: 理学研究科5号館413号室
    発表: 岸達郎
    論文: “Turbulent pair dispersion as a continuous-time random walk”
    Simon Thalabard, Giorgio Krstulovic and Jéré mie Bec

    乱流相対拡散について、そのPDFが渦拡散モデルによるものから逸脱する原因を non-Markov性にあるとし、n区分的に弾道伸長するモデル で表現することを提案 しています。

    至らぬ点があると思いますが、
    よろしくお願いします。

  • 論文紹介2017/5/16

    皆様

    数理研D1の石川です。

    論文紹介のお知らせを致します。

    日時: 5/16 火 15:00頃-

    場所: 理学研究科5号館413号室

    発表: 石川 寿雄

    論文: Chantry, Matthew, Laurette S. Tuckerman, and Dwight Barkley.

    “Turbulent–laminar patterns in shear flows without walls.”

    Journal of Fluid Mechanics 791 (2016): R8.

    DOI: https://doi.org/10.1017/jfm.2016.92

    平面 Couette 流の壁から離れた部分の流れが、
    Waleffe flow (応力なし境界条件と sinusoidal な外力を課した系)
    によって良く近似される、という内容です。
    さらに平面 Poiseuille 流や円管流に対しても、
    「応力なし境界条件+外力」のモデル化を提案しています。

    よろしくお願いいたします。

    ————————————-
    石川 寿雄(Toshio ISHIKAWA)
    京都大学大学院理学研究科
    数学・数理解析専攻 数理解析系 博士1年
    toshio’at’kurims.kyoto-u.ac.jp
    pmahthyemsatics.14or0’at’gmail.com

  • 論文紹介2017/5/9

    皆様

    流体研D2の蛭田です。

    日時: 5/9 火 15:00-
    場所: 理学研究科5号館413号室
    発表: 蛭田佳樹
    論文: “Streamwise decay of localized states in channel flow”
    Stefan Zammert and Bruno Eckhardt
    DOI:: 10.1103/PhysRevE.94.041101

    チャネル流の局在構造の裾部分の性質を線形モデルを用いて解析した論文です。
    上流及び下流側の局在構造のdecay lengthおよびwall-nomalのプロファイルを
    線形モデルの結果と厳密解で比較し、
    矛盾しないという結果が得られています。

    至らぬ点があると思いますが、
    よろしくお願いします。


    蛭田 佳樹 HIRUTA Yoshiki
    Fluid Physics Group,
    Division of Physics and Astronomy,
    Graduate School of Science,
    Kyoto University, Japan
    E-mail: hiruta’at’kyoryu.scphys.kyoto-u.ac.jp

  • 論文紹介2017/4/25

    皆様

    流体研M1の山田です。
    論文紹介のお知らせを致します。

    日時: 4/25 火 15:00-
    場所: 理学研究科5号館413号室
    発表: 岸 達郎
    論文: “Flow Navigation by Smart Microswimmers via Reinforcement Learning”

    Simona Colabrese, Kristian Gustavsson, Antonio Celani, and Luca Biferale

    Phys. Rev. Lett. 118, 158004 – Published 12 April 2017
      
    DOI:https://doi.org/10.1103/PhysRevLett.118.158004

    強化学習によって、与えられた目的を達成できるsmart particleを作ってみた
    という 論文です。